BLS研修を行いました!

当院リハビリテーション部では、リハビリテーション部教育委員会を設置していて、臨床3年目までのセラピストを対象とした新人教育プログラムと、全スタッフを対象とした実技の勉強会を企画しています。
H28年度第1回目の実技勉強会として、5月23日から5日間、BLS(Basic Life Support : 一次救命処置)シミュレーショントレーニングを行いました。私たちの働く現場は決して安全ではなく転倒や誤嚥といった危険と隣り合わせです。
中でも心肺停止は確率こそ少ないですが、起きてしまえば生命に関わる最大のリスクです。
更に現場が医療機関であればまだ良いですが、デイサービスや訪問リハビリなど医療スタッフの少ない状況では、発見者の行動に全てがかかっていると言っても過言ではありません。

事前に、意識・脈・呼吸状態の確認方法や、胸骨圧迫の手法などを、実際にBLSのコースで使用されている人形を使って練習を行い、各グループに分かれて実技を行いました。
今回はBLSの重要性を意識づけてもらえるように、意識のない人の発見場所をリハビリ室だけでなく、個室や鍵のかかったトイレ、屋上などに設定し、発見した曜日・時間帯を変えたり、近くに発見者以外誰もいない場合を想定したり、ありとあらゆるシチュエーションを作って、即席チーム(発見者・AEDを取りに行く人・連絡をする人・医師・看護師)としてそれぞれがどういった動きをするべきかを考え行動して頂きました。

終了後は「本当だとしたらゾッとした」「ぜひ定期的にお願いします」といった意見も聞かれ、予想以上に良いインパクトを与える事が出来たようでした。(PT:O)13254301_792605100870763_19063229625501461_n
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