放射線部

業務内容

放射線技師はコメディカルとしての本分を守り、医師に患者さまの診断に役立つデータを迅速に提供することを業務としております。他医療組織とはチームワークを良くし、患者さまには患者さまの気持ちになって、思いやりを持った応対をし、医療業務は日進月歩の状況にあり、放射線技師もその技術のレベルを磨き、上達することを求め続けることを常としています。当院の主な撮影機についてはMR・CT・DR・一般撮影・ポータブル・透視・イメージなどがあり、その撮影に熟練する努力をし続けていきます。

検査機器のご紹介

PACS(Picture Archiving And Communication System)

当院では院内IT化の一環として画像配信システム(PACS)を導入いたしました。PACSとは、一般撮影・CT・MRI・血管撮影などの医療用画像データを院内画像サーバーで管理し、ネットワーク上でやりとりするシステムの事です。各検査室で撮影された画像を共有することにより各診察室および各病棟でリアルタイムに閲覧することが可能となりました。

PACS導入のメリット

1.患者さま待ち時間の短縮
2.フィルムレス化によるデジタル保存
3.医療チームとして情報を共有することができる
4.医用画像を拡大、移動、階調を変更することが可能
5.医用画像を必要な長さを計測することができる
6.医師からの説明、理解がしやすくなった
7.サーバー、暗証番号管理のため、流出、悪用されることは物理的に不可能

DR(デジタル透視撮影装置)

デジタル撮影装置とは、X線透視装置にデジタル画像処理を組み合わせた装置です。撮影された画像は、デジタル処理することにより、高精細な画像で表示できるため、わずかな病変も鮮明に描出でき診断・処置能力が格段に向上します。

dr1

 

 主に使用される検査 主に使用される処置
  •  上部消化管造影検査
  • 内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
  • 整形外科等の整復術  ほか
  •  内視鏡的静脈瘤硬化療法
  • 内視鏡的静脈瘤結紮術
  • 部分的脾動脈塞栓術
  • 経頸静脈的逆行性塞栓術
  • 経皮経肝胆道ドレナージ
  • 経皮経肝胆嚢ドレナージ
  • 経皮経肝静脈瘤塞栓術
  • 動脈的塞栓術
  • 経皮経肝胆管造影
  • 経皮経肝胆嚢造影
  • 経皮経乳的バルーン拡張術
  • 経皮的膿瘍ドレナージ
  • 経回結腸静静脈瘤塞栓術
  • 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ ほか

CT(全身用コンピューターマルチ断層撮影装置)

全身用X線64列CT診断装置が導入されました。
従来使用していた16列CTと比べ

■ 高速撮影
■ 低ノイズ高画質
■ 低被ばく、患者様への負担軽減

が可能になりました。1列0.625mm×64個の検出器でデータを収集する事で、16列CTでは難しかった細かい部分まで画像を見る事ができます。

① 高速撮影
従来では胸部~腹部まで20秒近くかけて撮影していた為、息止め時間が長く患者様の負担があり、止められない方は画像が見にくくなっていました。しかし64列CTでは高速撮影が可能になり約1/2の時間10秒ぐらいで胸部~腹部の撮影が可能となりました。
ちなみに、MAX撮影速度は【8.4㎝/秒】 胸部なら3秒で終わります。

② 低ノイズ高画質
64列CTでは処理方法が変わり低ノイズになりました。従来より、きめ細かい骨の性状を描出し、骨折線なども高い分解能で描出されます。

③ 低被ばく
日本は医療被ばく大国と言われています。日本医療放射線学会などが定める基準は
【CT検査 成人】
・頭部 1350 ミリグレイ・センチメートル
・胸部   550 ミリグレイ・センチメートル
となっていますが今回の装置では
【64列CT Supria Grande 参考値】
・頭部 568mGy 基準の42%
・胸部 390mGy 基準の70%
※処理方法を最大にした場合140mGyまで低減可能(画質が落ちます)と大幅に被ばく線量が減りました。

その他としては
・エコモード
待機中の消費電力を最大55%低減。
・ワイドボア
撮影時に寝台が入って行くドーナツの真ん中の輪の部分が750mmと広くなりました。

※検査についてのお願い

検査には、痛みなどは全くなくただ静かに横になっているだけで終了します。なお、不明な点につきましては担当医療スタッフまでお気軽にご相談下さい。

ワークステーション(デジタル変換画像作成装置)

MRI、CTからデジタル信号をDICOM送信することによって、そのデータを2Dや3Dの処理、計算、表示することにより、疾患の画像診断に役立てる装置です。

CTで撮影した医用画像をワークステーションで加工することにより下のような画像になります。

noudoumyakuryuu
脳動脈瘤(○で囲んだ部分)
noukekkannkyousaku
脳血管狭窄(○で囲んだ部分)
fukubu
3D 腹部全体
youtui
3D 腰椎

MRI 1.5テスラ(磁気共鳴断層撮影装置)

2019年7月1日にMRI装置(1.5T ECHELON Smart Plus)が新たに導入されました。
日本でも5台しか導入されていないこの機種は、従来使用していたMRIと比較し、撮像時間の短縮、動きに強い撮像、撮像音の低減が特徴です。

また、1.5テスラの磁力は変わりませんがソフト面がよくなり、確かな画像品質と検査時の静音性の両立が可能になりました。

  1. SpeedがPlus
  2. IP-RAPIDと言う技術で画質と撮影時間を短縮。様々な部位、機能と組み合わせる事が出来るので撮像時間を維持しながら画像の向上する事も可能となります。
  3. 動きに強い体の動きによる画質低下を防ぐ機能となります。特に頭部領域に必要な撮像方法にはほぼ全て使用出来、動きに強い画像が可能で。
  4. All Around RADARと言う技術で多数の撮影方法、任意の断面に対し使用できる
  5. 診断に静寂という心地よさを
  6. MRI検査における音のうるささはいつも言われてきました。音が小さくても大幅な画質変化や時間延長があっては検査に使えません。今回の技術、SmartCOMFORTにより撮像音を以前の機種よりも低減する事が可能となりました。

その他にもエコモード(積算消費電力最大17%低減)、操作性向上(頭部の血管などの処理が一部自動化)、故障予兆診断(エラーデータを蓄積し機械学習を行い予兆診断を行う。)などが可能となりました。

※検査についてのお願い

  1. 検査問診表に記入していただきます。
  2. 検査時に少し大きな音がしますので、今まで通り耳栓などをしていただきます。
  3. 持ち込み禁止
    補聴器   入れ歯(取り外せる物)  アクセサリー  時計  めがね  財布
    カード類  コルセット  携帯電話  カラーコンタクトレンズ  カイロ
    エレキバン など

一般撮影機

一般撮影機とは
胸部、腹部、骨など、人体にX線を照射して行う一般的なX線撮影装置です。
当院では、FPD(フラットパネルディテクタ)導入し、デジタルX線検査(DR)を実施しております。

FPD(フラットパネルディテクタ)とは
体を透視したX線を、FPDで受け取り、デジタル信号に変換することによってレントゲン画像を得る装置です。
従来のCRシステム(レントゲンフィルムによる撮影)と比べて、より高精細な画像を得ることができます。

FPD撮影の特徴、メリット
● 被ばくの低減が可能
 従来の撮影装置と比べ、X線の感度が高く、より少ないX線量で撮影できます

● 撮影時間の短縮
 従来の撮影装置と比べ、画像を瞬時に処理できるため、検査効率が向上し、患者さんの検査時間・検査待ち時間の短縮が可能です。

● 高精細な画像でより正確な診断
FPDの性能と最新の画像処理技術により、高画質でノイズの少ない鮮明な画像を得ることができ、より正確な診断に必要な画像提供が可能です。
*特に整形領域の骨の画像鮮明度は各段に向上しました。

● 身体的負担を軽減
撮影体位を変更する際、カセッテと呼ばれる板を入れ替える必要がなくなり、患者さんへの身体的負担だけではなく、スタッフの作業的負担も軽減されています。

当院のFPDについてはこちらから→ 一般X線撮影装置FPDのご紹介

ポータブル

動けない患者様や手術中の患者様のために、出向いて写真を撮る装置です。

OP室透視

手術中、手術の経過を透視で確認しながら、写真も撮ることの出来る装置です。

 

 

不明な点などございましたら外来スタッフまたは放射線技師にご相談下さい。

スタッフ

放射線技師 6名  放射線部助手 1名 【2021年4月1日現在】