平成29年10月7日(土)平成29年度退院支援事業 第2回多職種協働研修が開催されました。
今回は『IPWの実際-多職種チームカンファレンス-』というテーマで高知県立大学の山中福子先生に講師としてご来院いただき、院内外21名の多職種の参加により講義受講後にグループワークを実施しました。
内容としては、【IPWとは何か?】を知ることから始まりました。
IPWとは、異なる専門職が利用者(患者様・家族様)の利益を第一に、お互いに尊重し協働実践を行うことです。
チーム医療という言葉はよく耳にするのですが、これも新しい姿に変化していく事が望ましいようです。
例えば、これまでは医療のチームリーダは医師と固定されていましたが、これからは患者様やご家族のニーズやその時々の状況に応じてかわる柔軟性が必要となります。そして、チーム自体も成長し続けなければなりません。
その過程のなかでは、自分の意見を発言することでの対立が生まれる時期も重要とされており、それなしには結束力や一体感は出てこないのかもしれません。これからも我々は、ますます多様で複雑化する地域住民の皆様の退院を支援するに当たり、他の医療機関や地域包括支援センターを中心とした地域の方々、様々な職種の方とチーム形成していかなければなりません。
山中先生をはじめ同大学の久保田先生、乾看護師のアドバイスを参考に、明日から日頃実施しているカンファレンスが充実したものとなるよう頑張っていきたいと思いました。
土曜日にも関わらず、遠くまで来て頂いた講師の先生方・院外の参加者の皆様本当にありがとうございました。
(リハビリ部 副部長 理学療法士 田口)