令和4年2月25日、当院会議室にて、鈴木 裕美子 研修医の地域医療研修総括発表会が行われました。
東京大学医学部附属病院に所属の鈴木研修医は、2月1日より約1ヶ月間、当院にて地域医療研修を実施。
研修期間中、外来診療や検査、カンファレンス参加、介護にも熱心に取り組まれました。
研修中、土佐弁に苦労したようで、??となったことが多々あったそうです。
特に印象に残っているのは、『ばあ』とのことで、語尾にやたらと『ばあ、ばあ』付くなと、耳に残ったようです。
※程度のことを『ばあ』と表現し、『こればあ』や『ちょっとばあ』などと言います。
当日の発表会では、当院の医師・職員が参加する中、研修の振り返り・学び、地域医療が抱える問題点などを、発表されました。
マダニ感染症や柚のトゲで怪我をされる患者さんなど、今まで鈴木先生が見る機会がなかった症例が多く、地域の特性であると感じたそうです。またリハビリでは、長期評価で患者さんの筋力が向上しているデータを見て、リハビリの積み重ねの重要性を感じられたようです。
地域医療の課題としては、人材不足と偏在であるとし、都道府県別に見る人口10万人当たりの医師数では、高知県は全国3位とトップ水準であるにも係わらず、高知市や南国市以外の地域では、全国平均以下という、中央医療圏に集中している問題点を指摘されていました。
感染対策に気を付け、外食や観光に行く機会も有り、とても充実した研修になったようです。
発表会の終わりは、出席者全員で記念撮影。
鈴木研修医のこれからのご活躍を、法人一同心より応援しております。
(総務課 有澤)