平成29年9月21日当院会議室にて、高知県立大学の小原先生、乾看護師による退院支援事業看護職研修が開催されました。5つのグループに分かれての講義・ワーク形式で行われた研修会では院内外の看護職、介護支援専門員20名の参加により行われました。
〈以下研修を終えた当院回復期リハ病棟看護師より〉
今回の研修では「退院支援における回復期リハビリテーション病棟での看護師の役割」というテーマで開催されました。
超高齢社会、老々介護、独居の方々を支えていく現代、医療機関や地域包括多くのフオ-マル、インフォーマルサービスが地域の人々を支援していくために活躍しています。患者・家族を中心にその周囲では多職種のメンバーがチームを組み支援しています。
その中でも看護師は疾患や症状、内服との関連、影響をアセスメントし医師に報告と相談を行うという役割、また患者・家族の声をより早く聞ける存在である役割、心配や不安を少しでも軽くし居宅や在宅生活がスタートしたのちも安心して自分らしく生活していけるよう、地域との連携・協働・情報共有は最も重要になる事が明確になりました。
これまで病棟業務として家屋訪問や退院前担当者会に参加してきましたが、病棟内での生活場面がそのまま自宅では行えないこと、実際生活をする患者を思うと退院後は過酷な状況に置かれてしまう。本当に生活していけるのか、などの疑問点が残る事が多くありました。家屋の様子、患者の生活習慣、行動範囲、交友関係など多くの情報を現実のものとして捉えていくために入院後早期のチームカンファレンス、看護計画の評価と修正、早期の医師との面談、家屋訪問への看護師同行を実現化出来るよう行動し改革に踏み込みたいと思います。
参加者の皆様お疲れさまでした。外部から出席いただいた皆様ならびに先生方お忙しいなかありがとうございました。
第2回看護職研修は9/28(木)開催予定となっています。引続きよろしくお願い致します。