11月24日、当院会議室にて、川田 希 研修医の地域医療研修総括発表会が行われました。
高知赤十字病院に所属の川田研修医は、11月1日より約1ヶ月間、当院にて地域医療研修を実施。
小児科を専攻希望されている川田研修医は、小児科はもちろんのこと、今後経験する機会が少ないと思われる地域医療、介護にも積極的に取り組まれました。
当日の発表会では、研修の振り返りや学んだことなどを発表されました。
研修の振り返りでは、小児リハビリの現場や、発達障害について学ぶ機会となり、貴重な経験になったとのこと。
外来見学では、先生に診てもらい、話すこと自体が地域の方の心の支えになっていると感じられ、とても印象に残ったそうです。
発表会の中では、川田研修医の捉える地域医療の課題として、地域で働く医療・介護従事者が圧倒的に少ない点を挙げ、対策として賃金・福利厚生の充実、介護では地域に応じた距離加算を付ける、地域で働くことでメリットがある仕組み作りが必要ではないかと、提案されました。また、病院間での短期交換就労が出来れば、お互いの病院事情を知ることができ、良い取組は自院へも還元することで、高知県全体の医療水準が上がり、地域の現状を知る機会も増え、地域医療に従事したい人も増えるのではないかと、考察されました。
発表会の終わりは、出席者全員で、田野病院のTポーズで記念撮影。
川田研修医のこれからのご活躍を、法人一同心より応援しております。
(総務課 有澤)