7/8(木)の業務終了後、当院リハビリ室にて、法人内の医療と介護の連携促進のための事例検討会を開催しました。医師、看護師、セラピスト、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、介護福祉士、事務職等の多職種多部署に参加いただきました。
今回は、医療依存度が非常に高い状態での在宅復帰が可能となった事例を取り上げました。
入院中から本人・家族への手厚い支援と、在宅チームへの繋ぎが実行できた点、法人内で一貫した介護サービス提供と事業所間連携がとれた点、何より主介護者の在宅で看たいという強い想いにより在宅生活が継続している点に特徴のある事例でした。
検討会では、入院中の病棟スタッフ、退院後の介護サービススタッフから概要と経過を説明した後5人程度の小人数でグループワークを行いました。
ワークのテーマは「退院が可能となったポイント」、「今後自身の職種として、同じ様な方に出来ることは?」といった事を協議し発表しました。
多職種の意見交換により、主介護者の自宅で看たいという想いに医療・介護スタッフが答える事のできた反面、難しい事例でも同様の支援が可能かを考える有意義な機会となり、明日からの支援に活かすことが出来るヒントや活力を持ち帰って頂く事が出来たのではないかと思います。
今後も成功事例だけでなく困難事例や上手く行かなかった事例などを通して、本人やご家族が望めば自宅に帰れる支援を実現する力を向上させるため、継続して開催していければと思います。
(通所リハビリテーションたの/デイサービスたの 主任理学療法士 岡林 輝親)