新人看護師ローテーション研修を試みて

今年度の新人研修にローテーション研修を取り入れました。

通常、ローテーション研修は業務になれてきた2年目に行なうことが多いようですが、当院では所属部署を決定する前に2週間単位で3部署のローテーションを行ないました。

ローテーション研修のメリットとして、

①早い段階で各部署の特徴や部署間の連携状況を知ることで、入院から退院までの流れがイメージしやすく、部署配属後に自分の役割が理解できる。

②多くの職員と顔合せしコミュニケーションを取っておくことで、連絡報告相談が出来やすくなる。

③中材業務を行なうことで、自院で使用している衛生材料や物品管理を知り、早い段階で物流が理解できる為、業務のムダを削減できる。

などが上げられますが、最大のメリットは、配属時に新人の希望や適正にも配慮でき、部署が決定した時に、自部署の特性が理解出来ているだけでなく、働いている師長や先輩ナースたちを知っているので安心してスタートできることです。

そんな新人ナースたちも入職して2ヶ月が過ぎ、各々が配属された部署で明るく頑張っています。

「新人ローテーション研修を体験して」

西病棟:T・S

各部署をローテーションすることで、西病棟では主に治療を必要としている患者さんが入院していること、回復期リハビリテーション病棟ではリハビリを主に行なっている患者さんが入院していることが解り、それぞれの病棟の役割を知ることができ、良さを実感することができました。またこれから業務を行なっていく上で、各部署と連携することが必要ですが、ローテーションをしたことにより各部署の先輩方とコミュニケーションを取ることが出来たので連携も取りやすいのではないかと思います。

回復期リハビリテーション病棟:M・M

新人ローテーション研修では、中材/外来⇒回リハ病棟⇒西病棟をそれぞれ2週間単位で研修を行ないました。実際の患者様や医療の現場から、多くの学びが得られる貴重な機会であり、幅広い分野を体験することで視野を広げることが出来ました。また病棟スタッフの方々は解らないことは丁寧に指導して下さり働きやすい環境だと感じました。日々の業務の中で知識、技術の指導をいただきながら成長していけるよう学びを忘れず頑張ります。


また、新人集合研修は、多職種のエキスパートが講師となり、月3回継続して行なっています。内容は基本的看護技術の他、新人ナースたちが早く習得したいと考える希望の手技や、業務で初体験した特殊手技の復習なども取り入れています。

皆さんとても熱心で、今後の成長が楽しみです。

(副看護部長 岡林 純賀子)

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