令和4年11月22日より、当院は「デリカート」という四国でも数少ない再加熱カートを購入し、新しい給食システムとしてニュークックチルシステムを導入しました。
これまでの厨房運営は、クックチルという方法で食事提供を行っていました。クックチルは、チルド状態の食品を再加熱した後に盛り付け、温冷配膳車で配膳するという食事提供方式でした。
今回導入したニュークックチルではチルド状態の食品が届くところまではクックチルと同様ですが、その後チルドの状態で盛り付けを行い再加熱カートで冷蔵保管し、提供時間に合わせて再加熱と配膳を行うという方法になります。
ニュークックチルのメリットは、前倒しの調理ができるためスタッフの早出出勤の時間を遅くできる点や、調理後に冷却保存し、盛り付け、再加熱を行うため、温度管理を徹底できることで適正かつスムーズな食事提供が可能となる点などが挙げられます。
新しいシステムでの食事提供が始まって間もないですが、食材によっては従来の機器(スチコン)で温めた場合に比べ、食感や香りが良くなったという声をいただきました。
今回のシステム変更にあたり、看護部、リハビリ部、介護事業部など、法人内の多くの部署に協力をいただきスタートを切ることができました。まだまだ課題はありますが、引き続き栄養部一丸となり、安心・安全な食事提供に加えて、より良い栄養管理業務に取り組んで参ります。
(栄養部 主任 小松 華子)