プレミアム研修(三谷道場)を行いました

 2025年7月20日(日)、21日(月)の2日間計15時間の臼井会プレミアム研修を行いました。メンバーは経営幹部である院長、事務長、看護部長、副看護部長、リハビリ部長、経営企画部の私を含めた6名で行いました。
 今回の研修に至った経緯は、厳しさを増す外部環境の中、理念“共生”に向かって未来を描き続ける組織となるためにどうすればいいかを考えることから始まりました。その後、様々な研修動画の視聴や複数回の企画MTGを経て、以下の①から順に思考していく中で最終的には⑤”ビジョンの共有”目的に”関係の質の深化”をテーマに定めました。

①変化に対応できる強く柔軟な組織となるために
②そのためには組織効力感(自分達ならできる)が必要
③そのためには自己効力感(自分ならできる)の集合が必要
④そのためには組織文化や風土が重要
⑤そのためには経営幹部のビジョン共有がはじめの一歩

 次に学びではなく自分たちの内面と向き合うテーマであることから、外部のサポートの必要性を感じました。そこで副看護部長とのご縁をきかっけに2024年に2日間の看護部研修の実績があり、組織内の人間関係に理解がある有限会社サンヨーの三谷さんにファシリテーターを依頼しました。三谷さんは研修1か月前に院長をはじめ11時間を超える対面ヒアリングを通して、入念に準備していただき当日を迎えました。

 研修のはじめに「幹部がお互いの重なる部分を認識するだけでなく、対話を通じてそれまでなかった新しい価値観を形成する」という研修で目指す成果を共有しました。
 その後、「プロフェッショナルとは」「患者・患者家族、職員、地域、から求められているものは何か」「あり方」のテーマについて各々の価値観を出し合いまとめていく作業を行いました。ワークを通して目指す方向性が一致していることを確認できました。

 さらに自分自身の内面と対話すると同時に他者の価値観を知ることができる読み合わせや、事前に各自が実施したスレングス・ファインダーの結果を用いて自身の強みや自己分析を行うなど、相互理解を深めるワークを行いました。

  あっという間に2日目を迎えた最後は法人理念・ミッション実現のために組織文化、風土を再構築する上でベースとなる価値観について考えました。「なぜ必要か」「どんな状態が理想か」「どうやって実現するか」を全員で出し合いました。対話を通じて重なる部分だけではなく、新しい価値観を示す「関心、感謝、思いやり」というワードという成果を得て研修を終えました。

 三谷さん研修企画から温かい支援とご協力をいただきありがとうございました。

 まだまだ最初の一歩目に過ぎませんが、価値観、想いを共有した結果、関係の質の深化を実感できる研修となりました。今後もより良い法人運営に繋げていけるよう考え、行動して参ります。よろしくお願いします。
(経営企画部長 安岡)
 

 

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