もの忘れ外来

外来担当医表

午前 午後
井川(予約制)
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ご予約をされる際は代表番号 0887-38-7111(月曜日~金曜日 14時~17時)にお願いします。
なお、受付時間・診察時間帯は下記の通りです。まずはご予約をお願いします。
◆受付時間 12:00~17:00
◆診察時間 14:00~17:30

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医師紹介

井川 直樹
副院長/診療部長/脳神経外科部長
井川 直樹 (いかわ なおき)
卒業年度/出身大学 平成9年/高知医科大学
資格・認定医
  • 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医
  • 日本認知症学会専門医・指導医
  • 日本認知症予防学会 認知症予防専門医
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 認知症サポート医
趣味 ゴルフ・旅行

特色

住み慣れた地域で暮らし続けるために

ご家族が何度も同じことを言ったり、同じことを聞くことはありませんか?
最近、よくもの忘れをすると感じたことはありませんか?ご家族が「もしかして認知症かな?」と思ったら、自分で「もの忘れがひどいな」と心配になったら、早めの認知症専門医の受診をおすすめします。

認知症とは

近年、高齢化社会が進むにつれて認知症の患者さんは急激に増加してきています。これからの認知症患者の増加は国内だけでなく世界中で増加してくると言われていて国際的にも問題となっています。

認知症の原因となる病気はたくさんあります。まずは原因となっている疾患を正確に確定診断することが大切です。もの忘れ外来ではアルツハイマー病やレビー小体型認知症のみならず、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や脳腫瘍、特発性正常圧水頭症など様々な原因疾患を画像診断や詳しい問診により診断しています。認知症治療は診断が確定すれば様々な原因疾患に応じての内服での進行予防が中心となります。手術で改善が期待できる認知症もあり、その場合には入院での手術治療、リハビリ治療も行っています。もの忘れは高齢であるからとあきらめて放置せず初期の診断と治療による進行防止が非常に重要です。

高齢化率の上昇に伴い、高齢者のみの世帯数も増加しています。特に山間地域では地理的にも専門医のいる病院への受診にはつながりにくい場合があります。
認知症が進行しても気づかれず、重症化してから来院される方も度々おられます。歳をとっても認知症になった後でもできるだけ住み慣れた地域で生活を続けられるよう、専門医またはかかりつけ医に早めのご相談をおすすめします。

もの忘れ外来を受診されるきっかけ

  • 最近忘れっぽくなった
  • 年齢的に心配なので検査したい
  • 免許の更新に必要
  • 最近怒りっぽくなった
  • 同じことを何度もきく
  • 夜眠らずごそごそしている
  • 何か様子が違う
  • 会話がかみ合わない
  • 徘徊する、迷子になる
  • お金の管理ができない
  • 高額な契約をしてしまう
  • 実際にはないものが見える

もの忘れ外来初診受診者数

2014年 57名
2015年 95名
2016年 116名
2017年 143名
2018年 130名
2019年 117名
2020年 117名
2021年 109名
2022年 126名
2023年 107名
2024年 93名

開設以来、受診患者さまの合計 1,210名

もの忘れ外来を受診される方へ

  • 正確な診断のため、問診や検査に時間がかかります。初診時は、2~3時間程度の受診時間がかかりますのでご理解ください。
  • 今までかかったことのある病気や、現在内服しているお薬などをお尋ねしますので、お薬手帳など持参してください。
  • 日常生活の中で普段本人には考えられない行動や普段できていたことができなくなった。
    家族が何度注意しても止めないなど困った行動があるか。
    目に見えないものが見える幻視、不眠やイライラ、うつ感などがあるかも尋ねます。もの忘れ外来では、ご本人の生活状況が診断・治療の重要な情報となります。そのため、受診の際はご本人の生活状況をよく知っている方が同伴してください。

受診の流れ

まずはご相談ください。
  • 気になるもの忘れの症状やお困りのことについてうかがいます。
  • 予約日を決めます。
  • 初診は完全予約制です。
受付にて手続きをしてください。

持って来ていただくもの

  • 保険証またはマイナ保険証(どちらもない場合は「資格確認証」)
  • お薬手帳または内服がわかるもの

受付が終わりましたら脳神経外科待合へおいでください。

問診、健康状態の確認をさせていただきます。

受診の理由となった症状について再度確認させていただきます。

認知機能テスト、幻視の有無などの検査を行います。
頭部MRI

脳の委縮や、他の病変の有無の確認をします。
ペースメーカー埋め込み術後の方はCTで病変の有無を確認させていただきます。

※検査状況によっては検査が順番どおりでないことがあります

頸動脈エコー
脈波

脳に血液を送る頸動脈の狭窄の有無を確認します。動脈硬化や将来的な脳梗塞のリスクを調べます。

これらの検査終了後、もの忘れの症状とあわせて総合的に診察いたします。

一人あたりの診察時間を長くとり、より多くの情報収集をすることで、より正確な診断へとつなげています。診察終了まで2時間~3時間程度要しますがご理解いただき、ご来院ください。

診察

  • 認知疾患についての説明冊子をお渡ししています。
  • ご家族が困難に感じている、認知症症状への具体的な対応策や、幻視やもの盗られ妄想などの症状に対しての言葉のかけ方などの工夫を説明させていただきます。
  • 内服治療が始まる場合、2回目以降の診察で、内服が始まってからの生活状況や、暮らしぶりの変化を伺います。ADAS検査などで認知症の進行度合いを調べる検査を行います。
  • 必要に応じて、医療ソーシャルワーカーを交えて介護保険の申請の有無や、提案。または調整やケアプランの変更などを行います。ご本人やご家族の困難に感じていることの解決策の内容・希望に沿ったサービスの導入・検討をしていきます。

初回の受診の流れは以上です。
2回目以降の受診は木曜日を除く平日、月~金の午前中に脳神経外科外来で井川医師の診察となります。

もの忘れ外来(認知症外来)の予約・相談は・・・

代表番号 0887-38-7111 月~金曜日 14時~17時まで

当院ではすべての職員が認知症サポーター研修や認知症対応力向上研修などを修了しています。

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