回復期リハビリテーション病棟とは
回復期リハビリテーション病棟とは、脳血管疾患、大腿骨頚部骨折などの患者様に対して、ADL(日常生活活動)能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的とした集中的なリハビリテーションを受けることができる病棟です。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが共同で、それぞれの患者様に合ったプログラムを作成し、これに基づいて実生活での自立を目指したリハビリテーションを行います。
当院回復期リハビリテーション病棟は42床とコンパクトな規模ですが、豊富なリハビリスタッフと経験豊富な病棟スタッフの連携による土日祝日、年末年始も休まず行う365日リハビリテーションの実施、そして少しでも早く、より良くなって頂きたいというスタッフの意気込みがあります。
今後も、地域密着した医療の提供及びさらなるケアの向上を目指します。
入院対象者
対象患者 |
入院期限
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脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、 脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、 腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態 |
150日
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高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を 含む多部位外傷 |
180日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折、又は2肢以上の 多発骨折の発症後又は手術後の状態 |
90日
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外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、 手術後または発症後の状態 |
90日
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大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 |
60日
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股関節又は膝関節の置換術後の状態 |
90日
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回復期リハビリテーション病棟 入院基本料
当院の回復期リハビリテーション病棟は、45床とコンパクトではありますが、基準を大きく上回る20名以上のリハビリスタッフを配置し、重症患者受入れ率や在宅復帰率などの評価指標による最上位の施設基準および重症患者さまの回復率による施設基準をそれぞれ取得しています。
●看護体制
回復期リハビリテーション病棟入院料1
入院費について
回復期リハビリテーション病棟は、一般病棟(主に治療を目的とした病棟)とは異なり、急性期治療終了後のリハビリテーションを目的とした病棟ですので、保険点数はある一定の点数に包括されています。3割負担の方は高額療養費の適用となるため、自己負担限度額(課税状況により異なる区分あり)を超えた分は申請すると後から払い戻されますし、ご希望により高額療養費貸付制度(保険者により異なる)もご利用いただけます。 1割負担の方も課税区分によりそれぞれ限度額があり、病院からの請求自体が限度額以上にはならないようになっています。(ただし、非課税の方が手続きが出来ていなかったため、課税の方と同じ限度額をお支払いになった場合、差額は返金されます) ※詳細は、各保健所や地域医療連携室へお問い合わせ下さい。
病棟
45床、食堂、デイルーム、浴室
スタッフ
医師 2名 看護師 22名
理学療法士 12名 作業療法士 13名
言語聴覚士 5名 介護福祉士 7名
看護助手 2名
医療相談員 5名【兼務】 (2024年11月1日現在)