外来担当医表
午前 | 午後 | |
月 | 井川(予約制) | |
火 | 井川(予約制) | |
水 | 井川(予約制) | |
木 | ||
金 | 井川(予約制) | |
土 |
ご予約をされる際は代表番号 0887-38-7111(月曜日~金曜日 14時~17時まで)にお願いします。
なお、受付時間・診察時間帯は下記の通りです。まずはご予約をお願いします。
◆ 受付時間 8:00~12:00
◆ 診察時間 9:00~12:30
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医師紹介
診療部長/脳神経外科部長 | 井川 直樹 Ikawa Naoki | |
卒業年度/出身大学 | 平成9年/高知医科大学 | |
資格・認定医 | 日本脳神経外科学会 脳神経外科専門医 日本認知症学会専門医・指導医 日本認知症予防学会 認知症予防専門医 日本リハビリテーション医学会 認知症サポート医 |
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趣味 | ゴルフ・水泳・スキューバダイビング・野球・海外旅行 |
頭痛について
・頭痛の種類
頭痛には大きく分けて「急性頭痛」、「慢性頭痛」があり、慢性頭痛には、「緊張型頭痛」、「片頭痛」、「群発頭痛」があります。
・緊張型頭痛
慢性頭痛のなかでもっとも頻度が高い頭痛です。頭が締め付けられるような圧迫感や、頭の重い状態が起こります。
主な原因としては、身体的または精神的ストレス、首や肩の筋肉の血行の悪さ、姿勢の悪さ、睡眠不足など、さまざまです。また、眼鏡や枕が合っていないことによって起こることもあります。
・片頭痛
頭の片側に起こることが多く、ズキズキと脈を打つような痛みが起こり、音や光、臭いに過敏に反応したり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。前兆として、光がチカチカするようなこともあります。
また、睡眠の取り過ぎや、チーズやチョコレート、ワインなどは片頭痛を起こしやすくするといわれています。
・群発頭痛
片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みを起こします。年に1~2回ほどの頻度で発症し、頭痛の起こる「群発期」には、一定の時刻になると1~2時間程度激しい痛みが起こり、数週間~数ヶ月にわたって続くことが多いです。
・急性頭痛
何らかの脳の病気が原因で、激しい痛みが突然起こる頭痛です。放っておくと命にかかわることもあり、大変危険です。
代表的なものには、「くも膜下出血」、「脳出血」、「脳腫瘍」があります。
今までに経験したことのない激しい頭痛、麻痺や痺れを伴う頭痛、言葉が喋りにくい・呂律が回らない頭痛、高熱を伴う頭痛など、いつもと違うと感じたらすぐに医療機関を受診してください。
片頭痛予防薬 “抗CGRP抗体薬(皮下注射剤)”について
・新しい片頭痛予防薬(注射剤)が処方可能になりました!!
片頭痛を予防する治療薬として認可された抗CGRP抗体薬(皮下注射剤)が、当院でも処方可能となりました。
これまで片頭痛の予防薬は、内服が主流でしたが、抗CGRP抗体薬は、予防薬として1ヶ月に1度皮下に注射することによって、普段の痛みの回数や重症度が軽減することが期待されています。すでに多くの片頭痛患者さんが、その恩恵を受けています。詳しくは診察時にお話しさせていただきますので、「新しい予防注射剤について聞きたい」旨をお話ください。
・片頭痛の原因って?
片頭痛は、はっきりした原因が分からず痛みをともなう頭痛です。片頭痛が発生するメカニズムとして、現在広く受入れられているのが「三叉神経血管説」です。
片頭痛は何らかの原因で脳の血管が拡張し、その拍動にともない、血管周囲を取り巻く知覚神経である三叉神経が刺激されて、頭がズキンズキンと割れるように痛むことが分かっています。このときセロトニンという物質が減少することで三叉神経が興奮し、CGRPという血管を拡張させる物質が放出され、血管に炎症を引き起こしているのです。
・片頭痛の症状や、悩んでいる方の現状
「片頭痛」という字を見ると頭の片側だけ痛む病気と思われがちですが、そうとも限りません。両側が痛む方もいます。
痛みの現れ方は人ぞれぞれで、ズキンズキンと脈打つように痛む方、吐き気や嘔吐をともなう方、目の奥が痛いと訴える方もいます。痛みも数時間で治まる方もいれば、ひどい場合は数日続く方もいます。頭痛時にケンケンをして痛みが増すのは片頭痛の特徴です。また、女性ホルモンと深い関係があると考えられており、月経周期によって頭痛が変動する方も多くいます。
痛みはつらいですが、痛みが治まると元の生活に戻れることが多いので、病院を受診する人の割合が非常に低く、頭痛発作に対して市販の薬を飲んで我慢している、というのが片頭痛に悩む多くの方の現状です。
・予防治療について
頭痛治療には、今の痛みを治す急性期治療と、頭痛の回数を減らしていく予防治療があります。
今回予防薬として認可された抗CGRP抗体薬は、費用は少し高くなりますが、それに見合った効果が期待できます。1ヶ月に1度皮下に注射をすることで、痛みの頻度や重症度が軽減され、副作用が少ないのも大きな特徴です。また、内服薬と違い飲み忘れるといったことがないのも、注射剤のメリットのひとつです。
頭痛の回数が多く、家事や仕事が出来なくなるなど、日常生活に影響が起きている方に受けていただきたい治療です。
まずは、当院の頭痛外来にご相談ください。
・抗CGRP抗体薬とは
薬理学的な名称は「ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤」。
片頭痛発作時の血管拡張や炎症反応の原因とされているCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質の働きをブロックする効果があり、発作(頻度・痛み)の軽減が期待される副作用の少ない注射剤です。
現在頭痛に悩んでいる多くの方が、「たかが頭痛」と放置したり、「頭痛で病院に行ってもいいの?」と我慢されています。「頭痛は立派な病気」です。放置や我慢をせずに、ご相談ください。
まずはお電話でご予約ください。