大木將平研修医 地域医療研修 総括発表会

 令和4年8月9日 当院会議室にて、大木 おおき )將平しょうへい) 研修医の地域医療研修総括発表会を行いました。
 ニューヨーク生まれ、東京育ち。ご両親はともに医師という、華麗な経歴の大木先生。実は高知とは縁があり、お父様の出身地がいの町ということで、幼少期は帰郷されると仁淀川で遊んでいたそうです。現在は、国立国際医療研究センター病院(東京都)に所属され、7月19日から4週間、当院にて地域医療研修に取り組まれました。

 研修中、2度の緊急オペに立会うことが出来、一番の思い出に残る経験になったようです。他にも、外来・リハビリ・介護研修・カンファレンスや、院外施設での研修などにも取り組まれ、それぞれの現場で、高知にくるまでの地域医療に対する思い込みが変わる、学びの多い研修になったようです。

 当日の発表会では、当院の医師・職員が参加するなか、特に地域医療に対する思い込みが、大きく変わったことについて発表されました。
 研修前は、『医療は高度急性期に限る』『医師は専門性を高めるべし』『地方の方が仕組みが遅れている』等と思っていたことが、外来・リハビリ・病棟勤務・介護研修を経験され、自宅や高齢者施設での生活を目の当たりにし、『高度急性期は医療の一部でしかない』『専門性を軸に患者さんに必要な医療を提供する』『高知の方が先進的な取組をしている』と、思いが変わったそうです。
 又、当院の理念でもある”共生”に”多様性”をプラスすることで、これからの人口減に対応出来るのではないかと、地域医療の課題解決策も提案されました。

 週末はいの町に帰省され、釣りや観光など堪能されたようです。研修初日から比べるとこんがり日焼けされ、充実した休暇を過ごされたことが窺い知れました。
 発表会の終わりは、出席者全員で記念撮影。
 大木先生がよく研修中にされていた、「グッジョブ」ポーズで決めてみました。

大木先生のこれからのご活躍を、職員一同心より応援しております。

(総務課 有澤)

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