第2回退院支援事業看護職研修を開催しました

平成29年9月28日第2回退院支援事業看護職研修を開催しました。
高知県立大学慢性看護学の高樽先生による「慢性疾患を抱える患者とその家族への退院支援」というテーマで行われました。

法人内の病棟・外来の看護職、介護支援専門に加えて、外部から社会福祉士や保健師の皆様にもご参加いただき、「一緒にディスカッションしながら学べる貴重な機会となっている」、「専門的に学べる機会で勉強になった」という声もいただき、好評をいただいています。研修成果を退院支援に活用できるよう並行して取り組んで参ります。
高樽先生、乾看護師ありがとうございました。外部からの出席者の皆様、お忙しいなかご出席ありがとうございました。
今後も退院支援事業では、地域公開型研修を開催しますので引続きよろしくお願い致します。
2017.9.28.1
〈以下研修を終えて回復期リハビリ病棟看護師より〉
今回の研修では「慢性疾患を抱える患者とその家族への退院支援」というテーマで開催されました。
 慢性疾患はいつ悪くなって、いつ良くなるのか分からず不確かで、家族にとっても介護が、いつまで続くのか予後が分からないことが多い。
 慢性疾患を持つ患者への支援においてケアの焦点は慢性状況の予防で「治癒」にあるのではなく患者さんが病気を管理し「病気とともに生きる」方策をともに考えることである。看護介入は患者さんのニーズや思いを知り、できない部分だけでなく、できる部分を見いだし、のばす援助をしていく必要性があります。看護師が行う患者教育においては知識提供だけでは患者の行動は変わらない。患者の学習ニーズ(興味が持てる所への介入だけでも違ってくる)を明らかにし、個別性を考えた患者教育と評価を行う事により患者の行動は変わってくる。医師の説明を伝える立場から看護師が主体となって教育する立場へ。看護師が問題を解決することから患者自身が問題を明確化できる方向へ患者の力をつけないといけないこと、又、家族に介入するうえで病気を抱える家族は家族全員で病気体験を共有しており、家族の病に対する構えを把握する視点を持ち家族への理解が深まる。家族教育の必要性がわかり家族の力をつけないといけない、患者の生活をふまえた退院支援ができるように医療者だけではだめで地域の力をつけなければならないことを今後に活かしていきたいと思います。
 参加者の皆様お疲れさまでした。外部から出席いただいた皆様ならびに先生方お忙しいなかありがとうございました。

2017.9.28.3

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