百渓さゆり研修医 地域医療研修 総括発表会

 令和5年2月1日 当院会議室にて、百渓 ももたに )さゆり 研修医の地域医療研修総括発表会を行いました。
 百渓先生はパンダと梅でお馴染みの和歌山県出身。野球で有名な智辯学園和歌山中高で学ばれ、亡きお父様の跡を継ぐべく東京女子医科大学へ進学し卒業。現在は、大阪医科薬科大学病院に所属し、1月10日より4週間、当院にて地域医療研修に取り組まれました。

 余談ですが、智辯学園では野球応援への参加が体育の成績に少なからず影響するそうで、百渓先生もそこまで好きではなかった野球応援へ、毎年参加されたそうです。しかし、高校3年時には、メガホンなしでも通るくらいの声量で応援するくらいまでに熱くなれたそうです。

 研修中の百渓先生は、明るく気さくな人柄で、周りをパッと明るくさせる雰囲気もたれており、職員とも楽しそうに話しをされている姿を、よくお見かけしました。患者様にも優しい声掛けをされていたのが、とても印象に残っています。
 手術補助に入った際は、内視鏡カメラの保持を任されたそうですが、以前研修に来られていた宮内先生同様、腕がプルプルとなったようです。執刀医の近森先生からは「ヨガの動きと同じだよ」とアドバイスがあったようですが、内視鏡カメラの重さの負荷があった分キツかったそうです。

 当日の発表会では、当院の医師・職員が多数参加するなか、研修の振り返りや学び得たことなどを発表されました。

 中でも、総合診療外来を担当された時は、「要点を効率よく聞き・治療方針を決める」という、常勤の先生方が普通に行っていることが、実はとても難しいということを実感されたそうです。

 そして、将来は地元に戻り地域医療に関わりたい思いを持たれている百渓先生にとって、当院で実際に地域包括ケアシステムの全体像を経験されたことで、その思いがより一層強くなったようです。

 地域医療の課題としては、人材確保に一番大切な『地域医療に関わりたい』『地元の医療の力になりたい』という気持ちを持ってもらうために、学生や研修医が地域医療に関わる機会を増やすことが大切だと考察されました。

 発表会の終わりは、出席者全員で記念撮影。R4年度最終となる地域医療研修を締めくくるべく、パワーポーズで。

 百渓先生のこれからのご活躍を、職員一同心より応援しております。

(総務課 有澤)

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