特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン様との災害支援協定調印式

 7月8日(月)、ピースウィンズ・ジャパン様の大西代表理事、坂田医師、相沢事務調整員兼レスキュー隊員、高橋広報、佐々木看護師にご来院いただき、災害支援協定の調印式が執り行われました。

 田野病院は、高知県で最も東に位置する救急告示病院であるほか、災害発生時には市町村災害対策本部と連携して地域の医療救護活動を実施する救護病院に指定されています。
 大規模災害が発生した場合、道路や橋の寸断を考慮しておかなければなりませんが、現状として陸路を国道55線に頼る県東部においては、患者搬送や物資輸送に長期間大きな影響を及ぼす可能性があります。
 ピースウィンズ・ジャパン様は、これまで国内外で数多くの災害支援活動を展開されております。高知県でも被害のあった西日本豪雨災害では、河川の氾濫により被災した岡山県倉敷市の地域中核病院に対し、保有するヘリコプターや水陸両用車輛、ボート等を活用し、患者搬送、物資の支援、避難所の診療支援などを実施されています。

 


 今回締結いたしました災害協定においても地域住民の生命への被害防止または軽減を図ることを目的として両者が医療従事者・救助隊員などの人員や救助技術・航空機等を活用して、患者搬送、物資輸送等を実施することにより、地域にとりましても大変心強く、意義のある協定締結であると考えております。

 調印式に続いては双方による活動報告があり、当院からは薬剤部主任薬剤師兼危機対策管理者斉藤より当院の概要、体制、これまでの取り組みや地域の現状について報告がありました。

 

報告終了後には各報道機関から、田野町のみならず高知県全体の医療救護計画・災害対策・救護病院のあり方について等、理事長臼井が取材を受けました。

 

最後にヘリコプターの着陸地などについて実際に当院屋上を確認しながら検討がなされました。

 

ピースウィンズ・ジャパン様には平時においても災害対策についてご支援ご協力をいただき、より多くの方の救護活動が可能な体制づくりに努めてまいります。ピースウィンズ・ジャパンの皆様、今後ともよろしくお願いいたします!
(総務課 松本)

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