栄養部

業務内容

医師の指示による栄養指示箋に基づき、患者さま、利用者さま1人1人の病態に合わせた栄養管理を行っています。
(食事の形態には、普通食・ソフト食・ミキサー食・嚥下食2・流動食があります)
常に患者さまのコンディションを考え、みんなの思いが食事にこもるよう、明るく楽しい雰囲気作りや、心のこもったメニュー作りに努めています。また、スタッフの業務を食事という面でサポートしています。
尚、当院では栄養サポートチーム(NST)が発足しておりチームのカンファレンス・回診により管理栄養士と医療スタッフが連携して適正な栄養療法を行っています。

令和4年11月22日より、当院は「デリカート」という四国でも数少ない再加熱カートを購入し、新しい給食システムとしてニュークックチルシステムを導入しました。ニュークックチルはチルド状態の食品が届くところまではクックチルと同様ですが、その後チルドの状態で盛り付けを行い再加熱カートで冷蔵保管し、提供時間に合わせて再加熱と配膳を行うという方法になります。ニュークックチルのメリットは、前倒しの調理ができるためスタッフの早出出勤の時間を遅くできる点や、調理後に冷却保存し、盛り付け、再加熱を行うため、温度管理を徹底できることで適正かつスムーズな食事提供が可能となる点などが挙げられます。食材によっては従来の機器(スチコン)で温めた場合に比べ、食感や香りが良くなったという声をいただきました。

栄養部一丸となり、安心・安全な食事提供に加えて、より良い栄養管理業務に取り組んで参ります。

食品衛生管理について

 ■高知県給食施設初食品衛生管理認証制度取得
  当院では高知県給食施設初となる食品衛生管理認証制度の認証施設となっています。
認証の内容としては、
●施設、設備等の管理
●ねずみ、昆虫類等の駆除
●使用水の衛生管理
●廃棄物及び排水の衛生管理
●食品の取り扱い
など細かく、約40項目のチェックがあります。
■身だしなみ服装規定
栄養部では服装規定を定め、調理する前や配膳後などは毎回鏡の前でチェックを行ってから調理を開始しています。

  1. ユニフォーム-清潔に保ち、衛生的にする
  2. エプロン-厨房内と洗浄室用があり、病棟には着用しては、出かけない
  3. 履物-厨房内と洗浄室用、病棟用があり、用途に応じて履き替える
  4. マスク-常時着用し鼻まで覆う(使い捨て)
  5. 帽子-すべての作業において、頭髪、耳まで全部隠れるように着用する
■各区域に手洗い場所の設置
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手洗いの施行(手洗いの手順を掲示)
① 手を濡らし、液体石鹸で両手をこすり洗いし、肘から下を十分に洗浄する。
爪ブラシで入念に洗う
② 流水で丁寧にすすぐ
③ ペーパータオルで水気を拭き取る
④ アルコールで消毒をする
⑤ 手袋の着用をする次の場合は必ず手洗いを施行すること
① 作業前
② 仕事の変わり目
③ 汚染の可能性のあるものに触れた後
④ トイレ後

献立について

献立作成については患者さまが食事を残さず『おいしい』と食べて頂けるように、
季節の行事食なども取り入れて食事が待ち遠しくなるよう工夫しています。

スタッフ

管理栄養士   3名
調理師     4名
調理員     3名
調理補助員   4名
給食補助員   1名【2024年11月1日現在】